ヤーズの副作用で死亡例 Yahoo!ニュース
2014年1月17日 18時59分
ヤーズ使用者の死亡例と
注意喚起の記事が読売新聞に掲載されました。
yahoo!トピックスでは
18時37分配信の時事通信の簡単な記載の記事が
「生理痛の薬 投与後3人死亡」
というタイトルでトップページに載りました。
ヤーズについて何も知らない人が読むと
生理の薬に、血栓症の副作用があることが
まるでつい今回発覚した……!
みたいな衝撃を覚える内容です。
でも、ヤーズの重篤な副作用として
血栓症があることは
もともと、分かっていることです。
私は主治医の先生から処方される時に
きちんと説明されていますし、
加えて薬剤師さんからも
血栓症の注意喚起を念入りにされた覚えがあります。
ただ、今回の3人の死亡例は比較的最近
(2013年2月~12月)のもので
原因が全員血栓症であったことを
厚生省が重く見て改めて注意を促した、
ということだと思います。
今回の件を受けてのことだと思いますが、
私も先月から特に血栓症への注意を促すカードを
薬と一緒にもらうようになりました。
<●ヤーズ配合錠(月経困難症治療薬)を服用すると
血栓症(血管内に血の塊が詰まる病気)
を発現する可能性があります。>
と、書かれています。
記事には、血栓症が服薬初期にのみ
訪れる重篤な副作用である、という記載はありません。
もしも、ヤーズを服用している限りずっと
血栓症の心配があるというのなら
それは大変恐ろしいことですが
少なくとも今回の記事では、そうは読み取れません。
<このうち、20歳代の女性は使用2日後に頭痛が起き
13日後に脳の血栓症で死亡した/読売新聞>
とあるので、飲み始めてすぐに症状が出たことが分かります。
あくまで、飲み始めの副作用についての
注意喚起なのです。
個人的には、稀に発生する重篤な副作用の
予兆を見逃さないように注意することはもちろんですが、
ヤーズを飲む時は禁煙することや
子宮に病気がないかを婦人科検診まず受けてから
飲むようにする……など
基本的な服薬指導を丁寧にすることも
同じくらい大切なのではないか、と思います。
もちろん、これらは、初めて服用する際に
薬局で渡される
「ヤーズ飲み方ハンドブック」
に、とても丁寧に分かりやすく書かれていることばかりです。
メーカーからの説明書を
更に、患者さん一人ひとりと向き合って
必用な部分を噛み砕いて説明しているのか??
今回のことから、もし学べることがあるとしたら
ネットを見て、「なんとなく怖い」
と思うのをやめて、お医者さんと話しあうことだと思います。
ヤーズは万能薬ではありません。
規則正しいリズムで起きて寝て
偏りの少ない食事をして
体に無茶かけない
そして
薬を飲むための注意事項をきちんと守る。
それが出来て、初めて、副作用の心配が
出来ると思うのです。
生活習慣や、お酒やタバコの習慣
食生活についてきちんとヒアリングせずに
薬を与えるのは危ないことだと思うし
こちらとしては、病院から
そういうチェックもなしに薬を渡されるのは
怖いことでもあるんです。
そういう、意思疎通が出来ているのか
今一度、自分と主治医の先生の間で話し合う
きっかけとしたいですね。